添削の跡#8

添削の跡

いきなり#8なんですが、過去物は落ち着いたら振り返り兼ねて記事にするかもです。

このカテゴリは、偶然に知り合えた同人作家さん(と言っていいのだろうか)が、奇特にも僕が書いた絵を無償で添削してくれるという戯言ざれごとから始まった添削依頼について、もらったフィードバックに真摯に向き合うための記事となります。

全体的に文字と画像で進行しますが、比較的長めの記事になります。

正直ちょっとつらい指摘を貰う場合もあるんですが、それでもわざわざ忙しい中、僕の絵を見て(時間を使って)指摘を入れてくれるというありがたすぎる現状に甘えてお願いし続けています。

添削対象

今回の添削対象はこちら。
ブルスカ普及のために埋め込みもしておきます。

私が歌う仕方ないね#初音ミク#重音テト

アサト夜 (@yoruasato.bsky.social) 2024-12-31T12:28:43.900Z

基本的に添削をお願いする絵は、初めての試みを一つ以上含めるようにしてイラスト制作しています。

今回の初めてポイントは以下の2点

  • 真横の横顔キャラを描く
  • 1枚のイラストに二人描く

添削してほしいポイントとして添えたのは、真横からの顔を書く際の注意点を教えてほしい、でした。

添削で指摘いただいた点

添削結果は画像で貰っているんですが、恥ずかしいから転載はしないで、と言われているため、指摘部分をテキストに起こして指摘を一覧します。カッコ内は僕の私見です。

  • ちょっとカートゥンキャラっぽいのはそっちを意識したりした?
  • このポーズ、ミクちゃんの筋肉が死ぬ……!(主に左脚、ですよね……)
  • 横顔は後頭部の大きさを気をつけて!(ちょっとデカい)
  • 丸を置くとバランス取りやすい(サンプル絵付き)
  • ツインテの位置も考えてみよう!(ずれてますね)
  • 首の位置、太さに気をつけよう(細すぎか)
  • テト背中がまっすぐすぎるかも。腹筋めっちゃ使いそう
    →背中をそると腹チラできる!(結構好きです)
  • おしりを見せたい場合少しスカートを動かす(そんなつもりは……!)

総評として

『全体的に体のパーツが1個1個バラバラに見えるカモ
つながり?って言うのかな……? 体の流れをもっとなめらかにしよう。
→テトちゃんの腰から右足あたりはできてるけどね!ありがとうございます!

パーツごとに力を入れてるからサイズや長さがバラバラになりやすい

横顔、そもそもどんな横顔が好きか考えてみよう!
(リアルよりの絵なら特に)コスプレーヤーの写真は参考になるよ。(前も言われた)

実際できるポーズか自分の体で試してみよう!

指摘に対する回答と対応

相変わらずそこそこフルボッコです。毎度丁寧にありがとうございます。

一つずつ回答&対応策を考えていきます。

ちょっとカートゥンキャラっぽいのはそっちを意識したりした?

いいえ。そもそもカートゥンキャラの理解が僕には不足しています。

イメージとしては太めの線で、部分的にデフォルメ強い目な感じ?

海外イラストなイメージもあります。

コレは指摘というか質問なのでしょうけども、ちょっとコレだけだとよくわからないので後日直接聞いてみます。ただ、そもカートゥン調を意識していないので、違うなら別の指摘が飛んできそうではあります。

このポーズ、ミクちゃんの筋肉が死ぬ……!

はい。薄々気づいていたけれど、気づいたときには僕の腕では引き返せないところまで来てしまっていて、苦肉の策で左膝を畳んだ結果、筋肉が崩壊してしまうポーズになってしまった次第。

これについてはもともともっと自然なポーズだったんですが、テトと組み合わせたときに、左足が地面を貫通する感じになってしまって途方に暮れました。うっすいですが、ラフの線が残っていたので抜粋(下図)

ミクの左膝がテトのお腹辺りにあるので、ミクの左足を足元まで描くと色々おかしなことになる……

2人をラフしたときに、地面を書いていなかったことが原因だったと分析していますが、もう一つは最初A4縦で描いていて、もう少し下まで描きたいなって思ってキャンバスサイズを下方向に伸ばした結果、二人の位置関係がおかしな点を強調させる結果になってしまった、と反省。

これについては全体的なバランスを見直してくれたサンプル画も頂いていて、大ラフレベルではありますが、このサンプルに従って描き直してみました。

左が元絵、真ん中がラフ時点の素体、右が描き直したラフ。

素体の右腕がポーズ違っていますが、彷徨った結果マイク持たせて下ろした次第です。

描き直しの際には、地面も描いて地上からの姿勢も意識しました。

姿勢の変化に合わせて、右足も少し膝の高さを調整。

また、ここは直接指摘頂いたわけではないのですが、右腕を右膝に乗せているポーズなこともあって、右肩はもう少し前に出る(そんなサンプルでした)感じのほうが自然で、体が真横を向いていたこともしんどそうな姿勢に見えた一因かな、と。

自撮りしないとだなぁって思います。

横顔は後頭部の大きさを気をつけて!

ミクの後頭部についてのご指摘。言われてみれば確かに後頭部が膨張しています。

それとなく線引いてた際にはそうでもなかったんですが、色ラフ辺りで気づいたら膨張していました。

これが意識できていない、ということなのでしょう。大いに反省点です。

そもそも左側の絵だとなんか頭ペラいんです状態だったので、その際に髪を盛ったもり方がミスっていたんだと。

同様に、以下3点の指摘。

・丸を置くとバランス取りやすいよ(サンプル絵付き)
・ツインテの位置も考えてみよう!(ずれてんよ)
・首の位置、太さ気をつけよう(細すぎやで)

ツインテールの位置についてはもっと原画を見るべきだし、ツインテールの写真なども参考にすべきでした。資料集め不足。

首の位置と太さについては、これも後頭部と同様に色ラフ時点でかなり変形してしまっています。

こちらが清書版になりますが、首元は髪として塗ってしまった箇所も首として塗ったほうが全体のバランスは良かったということでしょう。

パット見スゲー首が細く見えます。

顔周りは大切なので、ここについても以下のように修正はしてみました。

頭、首、ツインテの位置も直しました。元絵に重ねていますが、以下の全体像として見てみた場合、多少バランス良くなった気がします。

テト背中がまっすぐすぎるかも。腹筋めっちゃ使いそう。

腹筋めっちゃ使いなよ!

とも思わなくはないですが、たしかに真っ直ぐな姿勢の絵よりも、反っていたりひねっていたりするほうがイラストとしては見栄えも良くなることが多い気がします。

毎度いただける指摘については、全体的にキャラのシルエットに係る指摘が多いんですが、少し反らせたり角度をつけるだけでイラストから受ける印象がガラリと変わるので、現時点で可能な限り自分に取り込んでいきたいと思っています。

ここも直してみる。

上と同様に左が元絵、真ん中がラフ時点の素体、右が描き直したラフ。

これも手元が違いますけども。

左のおしりから脚にかけての接地感がうまく出せなかったです。あと妙に右手にパース効いちゃってる……

難しいですね。

胸を張った感じ(背中を反らせる)がうまく表現しきれてないので、別の写真資料とかを探して模写してみようと思います。

僕には胸がないので、胸を張った際の乳の張り具合がよくわからないのです。

おしりを見せたい場合少しスカートを動かす

おしりを見せたかったわけではないんですが、おしり見えてたほうが見栄え上がるかもという納得感から、ちょっと見せてみる努力をしてみます。

そもそも今の画力ではセンシティブ感あふれるイラストが描ける気がしていないということと、描けるなら描いてみたい気もするけれどそこまでえち絵が描きたいという欲求があるわけでもないのですが、できることを増やす努力は惜しみたくないので、今の自分にできそうな範囲では手を出していきたいと思います。

切り抜いたらよくわからない感じもしますが、スカートのなびかせ方として今後意識していきたいポイントです。

今回反省ラフを描いているときに、ちょっとスカートの描き方でしっくり来た描き方があったので、これは覚えておいて次回以降につなげていきたい所存。

次回スカート描く予定ないんですけども。

ミクとテト合体

直したラフで合体。

元絵と比べて、自然な感じが増してる(不自然さはなくなってはない)のが自覚できます。

どうしても自分の色目ということもあるし、描いている最中さなかでは気づかなかったりするので、もっともっと自分の目を鍛えていく必要があるなぁと毎度思い知らされます。

あと、どこに地面があるのかって実際に線一本でもいいから引くべきだなと思いました。

今回みたく、あとで困る……

総評部分

全体的に体のパーツが1個1個バラバラに見えるカモ
つながり?って言うのかな……? 体の流れをもっとなめらかにしよう。

こんな感じの絵を描いてもらっていました。今は右の箱マンに見える、と。

※上のクオリティからは目を逸らしてください

ただ、コレ自体は反省点ではあるんですが、以前の添削指摘ではそもそも箱すら描けてないよ、と言われていたので、多少進歩した……のか……?

これも言われてみれば、なんですが、確かに関節の接合部分とか、結構カクッと描いてしまったりする事が多いです。

腕と手の繋がる部分、要は手首なんですが、この手首にすごく苦手意識があります。

まっすぐ下に降ろしているだけのシルエットでも、なんだか不自然になることが多く、毎度悩まされポイント。正解が知りたい。

手首だけの話じゃなくて、この全体のシルエット問題ですが、まさに普段ウォーミングアップとして実践しているドローイングが効果を発揮しそうだと思いました。

つまり、現時点でうまいこと効果が出ていないということ。

※ドローイングの記事は別途記載します。こんなのを描いてます(下図)

お絵かきする際に、ポーズマニアックスで30秒ドローを10体、60秒ドローを5体描いてから描きたい絵に着手する、というルーティーンでお絵かきしているわけですが、今思い返せば短過ぎる時間に追われて、ちゃんと体の流れを意識しきれていない場合が多い気がします。

コレめっちゃパーツごとに描いていますね。

こいつをもっとヒュンヒュンってつながった線で描けるようになれば、箱マンから脱却する第一歩な感じがします。がんばります。

そも、この練習自体が最初はどんな意味があるのか全然わからず、言われるがまま盲信してやり始めたんですが、途中から自分で有意義だなと思ったのは、ポーマニのポーズがマニアック過ぎて、毎度描いたことのないポーズ、角度で描くハメになるので、純粋に(薄いながらも)経験値として積んでいけるな、と意識し始めました。

でもこの練習聞いたときに、確かに『体の流れ』的なワードを言っていた記憶が。

ちゃんと分かっていませんでした。

横顔、そもそもどんな横顔が好きか考えてみよう!

好きな横顔ってワード自体初めましてかも。

現時点で好きな横顔って特に思い浮かばないです。

強いて言うならアオリ気味の顔が好きです。これは横顔に限らずになるんですけども?

流し目とかも好きですね。

今回のイラストはそもそもふたりともこっち見てないので、あんまし適用しづらいはあるんですけども、要するにどんな顔を描きたいと思っているのかをちゃんと意識して描きましょうということなのかな?

実際できるポーズか自分の体で試してみよう!

コレ。コレについては賛否両論ありそうだけど、今回のイラストについては素直にハイ。大いにハイ。

途中僕も気づいて悩んだ点でもありますし、何ならお風呂で鏡見ながらポージングした、まであります。(全裸で)

イラストによってはパースが狂っていたりデッサンが狂っていたとしても、普通はできないポーズだとしても、描き手の意思を以て”あえて”狂わせて描いた、”あえて”そのポーズを取らせた、という場合はあり得ると思います。なので、今後同様の指摘をもらわないように、自然に見せたいときには自然に見えるように、あえての場合はちゃんとその”あえて”が伝わるように描き分けられるようになれたらな、と思います。

すんげー難しいんですけども。

まとめ

本当は色塗り含めてすべて描き直せればベストなのですが、レイヤー的にもなかなかこの多量の指摘を直し切る自信がないので、素体ラフでの反省となりましたが、この絵結構好きなので、どこかでリメイクしたいと思います。

ちなみに雑なラフに見えるかもしれませんが、この2体のラフだけで1.5時間くらいかかってます……時間を削れるようになりたい……

ちなみにこの記事を書くのも1時間くらい掛かってたりします。

次に描きたい絵の雰囲気は決めているんですが、ちゃんと描けるか不安で仕方ない。でも、ちょっとずつでも前進していきたいので、折れずに飽きずに取り組んでいこうと思います。

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