僕はお絵描きを始めてからずっと液晶タブレットを使っていたんですけど、この度ペンタブレットに移行することにしました。
今まで使っていた液タブ
コロナで暇で、絵を描いてみようって思って勢いだけで買った液晶タブレットが、ずっと使っていたXP-PenのArtist 12 Proという液タブです。
買ったときに初期不良で一生液晶がチラついていて、イライラしながら使っていたのも今となっていはいい思い出です。
これについてはXP-Penとやり取りをして、新古品と交換してもらえたことで、XP-Penのサポートがちょっと好きになったりもありましたが、使用感については特に文句はありませんでした。
実は一回買ったことがある板タブ
それはそれとして、なんとなく板タブにも興味があったので、実は安いやつを買ったことはあったんです。
丁寧なサポートも相まって、XP-Penの事が結構好きになっていたので、板タブも同社のタブレットがいいなって思っていました。
それがこちら、Deco L でした。
セールで1万円以下で買えたんですよね。
これで板タブ練習しようと思っていたんですが、デジタルお絵描きに興味を持っていた子どもに奪われてしまい、2、3回使っただけで僕の元からは去ってしまいました……
楽しそうに描いているので良いんですけどね。
Artist 12 Pro自体は交換してもらってからは特に不備もなく、お絵描きするのに支障があったわけではなかったので、結局その後もArtist 12 Proを使い続けていたわけです。
現に今でも特に壊れたとかではなく、全然現役選手です。
じゃあなんで急に買い替えたのさってなるんですけども、実は僕本体に問題が発生して、散々迷った挙げ句の決断でした。
液タブの画面がよく見えない
見えないんです。
自分の描いている絵が、線が全然見えない。
そう、老眼ですねこれ。
最近急に目ん玉の老化が進行してしまったようで、近くが見えないんですよね!
イラスト描いているのにその絵がよく見えないとか、結構致命的です。
幸いPCのモニタに表示したらよく見えるので、じゃあこれもう液タブやめて板タブにするしかないんじゃないのって。
そんな決断でした。
気になっていた板タブ
子どもに板タブを奪われてからもチラチラとXP-Penの公式ページを眺めていたんですが、ずっと気になっていた板タブがあります。
以前に買ったDeco Lは安いから、同じものをサクッと買ってしまっても良かったんですが、もう少し上位のものにも目が行っちゃうじゃないですか。
男の子だもの。
それが Deco Pro LW(Gen2)。
Artist 12 Pro のショートカットを全て無効化していた僕にとっては、板状にショートカットキーがなにもない Deco Pro はとても魅力的に映りました。
あと、なんかスタイリッシュじゃん。
自慢の筆圧感知16Kは多分使いこなせないんですけども、前述のシンプルな見た目、少し細くなったペン。なんかよくわからないすごそうな技術が入ってそうですし、結構Web上での評判も良さそうです。
そんな気になっていた板タブ。Amazonのセールのたびに気にしていたんですが、いよいよ目ん玉のことと重なって先日のスマイルセールでポチりに至ったという流れです。
サイズについては、大は小を兼ねるかなって考えましたが、一番大きな XLW だと流石にPCデスク上を圧迫しそうなこともあって、Artist 12 Pro とほぼ同じ大きさの LW(真ん中のサイズ)をチョイス。
ちなみに過去のセールも見ていましたが、2025年6月現在、Amazonで17%引きがほぼ底値だと思います。
税込み\20,680-でした。
実物を触ってみて

ポチって2日で到着した新参者の板タブ。
色々写真取ってみましたが、そこそこ人気がある商品なので開封~内容物紹介とかはYouTubeを筆頭に世にたくさん溢れているので割愛します。
板タブ本体にショトカがない代わりに左手デバイスが付属されているんですが、僕はTABMATEを使っているのでこのデバイスは一度もPCに接続させないまま箱に戻しておきました。
そしてなんやかんや接続やらをこなしてCLIP STUDIOを起動!
今までは液タブ使用のため視線と手元が一致していたので、特に違和感はなかったんですが、板タブだと手元と視線は全然違っています。
違和感がすごい。
それでも、線を引けばヌルっと画面に線が描画される感覚は良いものです。
ペン自体の描き心地も良好で、まぁ板タブにペンを走らしている感触といえば良いんでしょうか。
表現が難しいですが、液タブのガラス面にプラスチックなペン先が滑る感覚とはかなり異なり、独特の感触です。
強いて言えば、硬めのクレヨンを机に押し付けている感触が思い出されました。
総じて、描き心地はかなり気持ちいいです。
描き心地が良いと気持ちよく描けるは違う
ペンの感触は気持ちいいです。ただ、今までは見たまま描けていた事が拡縮率の違い、目線と手元の不一致、おそらく様々な要因から、全く今まで通りの線が引けません。
そもそもまっすぐ線が引けないんですよね!
多分拡縮率の影響が一番大きいと思うんですが、液タブの場合は見えている画面に5センチ線を引こうと思ったら、5センチ描けば実現されます。
でも、板タブの場合は実際の作業領域とモニタのサイズにはかなり乖離があるため、画面上で5センチの線が引きたいときに、手元では3センチとか遥かに小さな距離で5センチが達成されてしまうため、そこのギャップが今までできていたことが上手くできない原因です。
多分。
なので、今は板タブ正式デビュー二日目なんですが、全く描きたいように描けない状態です。
ドローイングしてみた
初日になにか描いてみようと描いてみたドローイング結果がこちらです。

全体的にブッサイクですねぇ!
ちょっと久しぶりにドローイングしたことを差っ引いても、全然描きたいように描けませんでした。
ちなみにこちらは先月禊したドローイング。

60秒のところはかなり違う印象が得られます。30秒のとことかは先月のも十分へたっぴですね……
ドローイングリハビリしないとですね。
基礎練大事。
二日目で進展はある気がした
板タブ二日目でなんとなくザクザクっと描いてみたラフ。完全に手癖で描いているけれど、昨日の僕よりはちゃんと描けている気がします。

この子は特にモデルとかもなく手癖オンリーで雰囲気重視で描いてみた子です。
ある意味オリジナルなのか。
前日にドローイングしたときには結構絶望したんですが、ちょっとは線を引くコツがわかったような気がしました。
多分思った線を引けるようになるまではまだまだ時間がかかるだろうなぁっていうのが本音のところです。
途中まで書いているイラストを再開したいんですけども、この感じだと今再開してもすげー変な仕上がりになりそうで、もう少し基礎練とかキャライラストの練習とかを経てから再開しようかなって思っています。
しっかり時間が取れるはずの週末が楽しみです。
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