ドローイング

イラ練

ブルースカイで少し流したことがありますが、イラストを指導してくれる方からの提案を受けて、毎日ドローイングしてみなさいよ、と言われて効果も何も考えずに盲信し、いまでもドローイングすることは続けています。

どんな感じでやっているのかや、どんな効果を実感できているのか、をログとして記事にしておきます。

実際に取り組んでいるやり方

どうやってんの? というところになるんですが、結局のところはポーズマニアクスの30秒ドローイングを連打している形になります。

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僕はコレをウォーミングアップとして実施しています。

その日お絵描きに着手する際に、最初にドローイングしてからその日描きたい絵に着手。なんとか続けられています。

設定値

設定は、以下のとおりですけども、テクスチャーは筋肉モードにしています。

モデルは男女ですが、女性モデルの腕が細すぎるのが若干気に入ってない(描きづらい)です。難易度はふつう。

この設定で30秒を10体やって、その後に間隔を60秒に変えて5体ドロー。

合計15体のドローイングを1セットとしています。

キャンバス設定

キャンバス設定としては、B4横サイズ(3541×5016)で枠線を切っています。

この中の上10枠が30秒枠、下5枠が60秒枠としています。

実際に描いてみたらこんな感じになります。色は日々の気分で変えてます。

色変えるだけでも気分転換になって、飽き防止にもなってる気がしていますね。

枠内の右上とか右下とかに印っぽい表記がありますが、これは15体描いた後に縮小表示して全体を見た際に、自分的にうまいこと描けた枠に印をつけています。

振り返り用ですね。

筋肉モードの理由

先の通り、テクスチャは筋肉モードにしているんですが、これも例の方に相談してみた結果です。正直最初は顔とかかなり怖かったんですが、筋肉モードのお陰で方と脇腹あたり、ふくらはぎは素体を描く際にも筋肉があるよなって認識して素体を描くようになりました。

骨格はもちろん大切だと思っていますが、骨に乗る筋肉も意識できているのとそうでない場合に、線の引き方とかが変わってくると理解しました。

理解したからと行ってできているとは限らないんですけども!

正直なところ、人体に筋肉多すぎて、肉のつながりと流れはまだまだ未習得です。

筋肉を勉強するという意味では、30秒ドローイングでは時間が短すぎて効果的ではないな、と思っています。

実感としての効果

最初はどんな効果が生まれるのか全く気にせず、ヤレと言われたからヤッた、という状況でした。

ただ、時間にして30秒×10+60秒×5で10分ちょっとくらいではありますが、やり始めてしばらく経つと、だんだんと何のためにこの10分を捧げているのかが分からなくなってきて、ちょっと嫌になった時期がありました。

ヤレと言われたときに聞けよ、という話ではあるんですが、後で聞いた際には「これやっとくとシルエットの取り方とか流れが分かりやすくなるし、その日の線の走りが変わってくるよ!」と分かるようなわからないような説明をしてもらいました。

お酒を嗜んでいたこともあって、そんなもんか、と理解したつもりで向き合い続けては居たんですが、最近はこのドローイングに対して実感している効果を感じています。

描きたいと想像もしないポーズを描くことで経験値として積める

ポーズマニアクスあるあるな気がするんですが、独創的なポーズ+カメラ位置の変動が相まって、そもそもそんなポーズ描こうと思わないよ! というポーズもお題として出てきます。

自分で絵を描く時には、皆このキャラにこういった格好いいポーズを取らせたい、可愛い仕草を描きたい! とか考えながら、自分の考えた最強の一枚を描いていると思います。

ポーズマニアクスはそんなことお構いなしに、私生活で見たこともないポーズを押し付けてきたりするので、否応なく経験値が積めます。

ポーズとカメラ位置のせいで笑ってしまうケースが有るのは玉に瑕。

後述する人体バランスの自分テンプレにも一助あると思います。

人体バランスの自分テンプレ

直近で思ったのがコレです。

説明してもらった際の「シルエット」にも繋がるのかなぁとも思ったり。

人体モデルが様々なポーズを取ってくれますが、所詮30秒や60秒では細かなところは全然描けないです。

最初はホントに30秒とか短すぎて、何も描けませんでしたね。

コレが初版です。

なんか改めてコレを見ると30秒で随分描けるようになったなって思いますね?

やり進めていくと、30秒という限られた時間で人体を描くには、ある程度見るポイントと描くポイントを絞って進めないと無理だということが分かってきます。

同レベルの絵を描く方とほぼ話したことがないので、詳細は不明ではありますが、僕の場合はまず頭、肩、肘見て手首、胴体見て腰の位置を決めて、お尻を据えて膝、最後に足。

ポーズによっては多少順番入れ替わったりもしますが、だいたいこの順番でザクザク描いています。

おおむね関節ですよね。

その関節を置く位置をあまり迷わなくて済むようになってきています。

例えば肘の位置だと、だいたい肋骨の下あたりに来ると思いますが、肩から肘までの距離がだいたい自分の中でテンプレ化されてきているのを感じています。

いろんなポーズを押し付けられている効果だと思います。

面を捉える力の積み上げ

人体は直方体ではないですが、変なポーズのお陰で腕や体の前後感はもちろん、腕や胴体のどの面が見えているのか、なども余裕がある日は観察しながらドローイングできます。

この、面を意識しやすいのが筋肉テクスチャ。

毎回このモデルを見ていると、どの色の筋肉がどういう向きで生えているのかがだんだんと分かってきます。

正面から見た際に、横に付いている筋肉だから、このポーズでこっち側に見えているということは・・・的な。

3次元に生きている僕達は、立体的な箱を1面~3面までは視認する事ができます。

時間に余裕があるときや、気分転換も兼ねて人体モデルを箱化したりする場合があります。この体どっち向いてんだ、と。

角度によっては1面しか見えない場合もあるし、上の絵のように3面見えている場合もあります。

最近これが少し分かってきました。

クロッキー帳でアナログ練習もしていたりするんですが、その際に箱で人体を描いてみた練習絵に対して、「初心者は箱が描けないのよ」と言われたことがあるんですが、そのときはちょっとショックでした。

でも、今だとちょっとその指摘の意味がわかるような気がします。

30秒のドローイングだとまだしっかりと面分けまでは出来ないし、表現している暇もないのですが、60秒だと少し余裕があるので、多少意識しながらドローイングしています。

これだと、脇腹あたりですね。

こんな偉そうなことを書いていますが、現時点まだまだ認識が甘いのは承知しています。

ただ、筋肉モデルをドローイングすることで、多少は見えてくるものが増えたかなって。

まとめ

最初は意味もわからずに儀式的にドローイングしてきましたが、今はちゃんと意味があるウォーミングアップとして取り組んでいます。

仕事の都合で帰りが遅くなったり、飲みに行ったりして、最初に言われたように毎日やることは不可能状態ではありますが、しっかりお絵描きの時間が確保出来ない日でもドローイングの10分程度なら、と思ってコレだけ実施する日もあります。

どれだけ意味があるかはどういう心づもりで取り組むかも多分にあると思っていますが、それでも、少しでも上手に絵が描けるようになりたい思いはあるので、少なくとも今僕が実感している効果があるかぎりは、ドローイングも続けていこうと思っています。

2024年の6月からこの30秒/60秒ドローイングをやり始めて、途中サボった時期もありますが、2025年1月時点で80枚ありました。

期間を見ると少ないですが、それでも1枚15体なので、1,200体は描いています。

時間切れで半身しかないような素体もいますけども。

ちなみに今月は8枚。インフルエンザだったり飲みだったりで抜けはあるけども、僕としてはいいペースです。

しっかりと上達に繋げていけるように、漫然と取り組むのではなく、毎回何かを糧にできるように取り組んでいきたいものです。

最後にドローイングのタイムラプスでも。

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