絵を書き始めた初心者にありがちな、絵を描く絶対量が少ないという件です。
同じ悩みを抱えている絵描きさん、いっぱいいますよね? もちろん僕もそうです。
これをどうにか改善したいなと思い続けて入るものの、なかなか実現できないので、一度自己分析をするところから始めてみようと思いました。
今回の記事は文字ばかりです。
どのくらいの量を描いているのか
そもそも僕は一ヶ月にどれくらいイラストを描いているのでしょうか。
振り返ってみます。
デジタルイラストを始めた頃
僕がデジタルイラストに触れ始めたのは、2020年の5月頃でした。
初めて買った液タブで、線の練習をしたり顔や手のパーツ練習をしたりと、まさに絵に描いたようなデジタルイラストを描き始めた人のムーブをかましていました。
ただ、すぐに飽きてしまったようで、三ヶ月くらいで一旦やめてしまったようです。
本格的にイラスト上手くなりたいなって思い出した頃
実に液タブを買ってから4年。時間が立つのがあまりにも早すぎるんですが、2024年の4月ごろにちょっと本気で上手くなりたいと自覚したのを覚えています。
去年ですね。
カウントはそこからにしますが、完成イラストが19枚あります。
これはすべてPixivに公開していますが、公開していないイラストや練習したファイルもいくつかあって、練習モノが30枚弱、ドローイングが127枚ありました。
2024年4月から2025年6月までの間なので、14ヶ月です。
一番大事だと思われる完成イラストは平均で月0.7枚。やっぱり少なすぎます。
ドローイングはそれなりに数がありますが、最近はこれもできていないです。
なぜ月平均0.7枚しかイラストを完成できないのか
そもそもで僕は絵を描くのが遅くて、1枚のイラストを完成させるのに15時間とか20時間とかかかってしまっています。
ここだけ見ると、一ヶ月もあるんだからもっとなんとかなりそうな気もするんですが、なんともなっていないのが現状で、薄々気づいている点を深堀りしていきます。
いったん僕のイラスト1枚にかかる時間は15時間として仮置きしておきます。
仮置きはしましたが、1枚あたりにかかる時間は一旦無視します。
なぜなら、すぐにどうこうできる問題ではないとわかっているからです。
なぜ15時間を確保するのに一ヶ月弱かかってしまうのか
1枚15時間という時間幅自体は、イラストの程度をさておいておくと、そう異常ではないと思っていますが、その15時間をこなすのに一ヶ月近くかかっていることは異常です。
要するに、イラストを描いていない時間がめっちゃ多いということ。
結局これに尽きると思うんです。
自宅でPCの前に座っている時間はそれなりに多いです。
だいたい家にいるときはPCの前かソファーに転がっているかの二択なので。
じゃあPCに向かっているとき何をしているのかといえば、おおむね以下のとおりです。
- イラストを描いている
- YouTubeを見てる
- グラブルやってる
- Discordでチャット
- ブログを弄っている
- 本を読んでいる(デジタル含む)
ざっくりとこんな感じです。
一丁前にリストの一番上にイラスト作成を記載していますが、実際のところは四番目くらいでしょうか。
圧倒的にYouTubeを見ながらグラブルをやっている時間が長いです。
または読書。
以前まではショート動画を一生見ていたんですが、これは流石に時間の無駄遣いが過ぎると気づいてからショートを見ることはほぼ辞めました。
YouTubeを見ているときも、三分の一くらいはイラスト関連の動画を見ていることが多いです。三分の二はダラダラとおすすめを徘徊していることになるので、やっぱりこの時間を削っていきたいところです。
あとはやっぱりグラブル。正直グラブルが楽しすぎてやっているというよりは、もはや惰性でやめられずに続けているというのが実情です。
グラブルを辞めることができれば時間は確実の確保できるようになるんですが、やりたくないという気持ちはあまりなく、楽しい一面もあるのでぶっちゃけ辞められないとは思っています。
じゃあどうしようって話になっちゃうんですけども。
あとやばいのは読書。寝落ちするまで延々と読めちゃう。
僕の趣味の中で一番好きなことだと思うので、これだけはどうしようもない気がします。
イラストに触れる時間を確保するために考えられること
グラブルに対する処方箋
辞めるに辞められないグラブルについては、いっその事時間を区切ってしまうか、と考えたことがあります。
ソシャゲではあるんですが、正直いくらでもできることがある、かつながらで遊べてしまうので際限なくプレイしてしまいがち。
よくあるのが、日課だけやっておしまい、という形なんですが、大手のソシャゲだけあって基本的に一生イベントが続いています。
それでも、古戦場以外のイベントならだいたい1日か2日あれば終わらせられるので、無駄に周回行動を取らずにやることやったらスパッと終わるのが良い気がします。
僕にできるのはせいぜいこの程度でしょう……
YouTubeに対する処方箋
これについては、正直やめようと思えばやめられる気がします。
もしくは、お絵かきしながら横で流しておく、とかにすれば良いのかなって。
前まではながらでお絵かきとかできなかったんですが、意識の割き方が少しわかったのか、アニメ流しながらとかでもお絵描きできるようになってきたので、見たい動画が集中してみたいものでない限りはこれでいいかなと。
読書に対する処方箋
こればっかりはなぁ……って感じがします。
特に最近はカクヨムや小説家になろうなど、無料で無限に読めるものが出てくるので、意識して区切りをつけないと本当にずっと読んでしまいます。
また、漫画も好きでスイッチが入ると連休全部つぶして活動時間は全部読書に放り込んでしまう。
意図して制限するしかないかも。
そもそもイラストを描くことを強制してしまえば良いのではないか
そう。多分これが一番アウトプットを増やす手だとは思います。
例えば、一日三十分とか一時間とかなら、やろうと思えば絶対に時間確保はできます。
最悪寝るの時間を削るにしても、三十分程度ならどうとでもなる。
でも、僕は弱い人間なので、強制され続けると多分すぐに逃げ出してしまうんですよね。
知らんけど。
ちなみに、五ヶ月ほど前にお絵描きを習慣化する、という旨の記事を書きましたが、いつ失敗したかわからないくらいには簡単に失敗しています。
時期的に辛いことが重なったとか、普通に忙しすぎて気力が回らなかったとかもあるんですが、やっぱり僕は自分で決めたことでも強制されるとダメっぽいです。
気楽に続けたいんですよね。
趣味にはある程度モチベーションが必要
僕は仕事に対してあまりモチベーションを必要としないタイプです。
仕事に対してやる気とかも出したことがありませんし、どれだけやる気がなかったとしても別に仕事はできます。
そもそも働かないと生活もできなくなるわけで、やる気が出なくて仕事をやらないという選択肢を選べないという現実問題が大きいです。
もちろん、多少パフォーマンスに影響は出るとは思いますが、今となっては仕事が好きとか嫌いとかもなく、割り切って付き合っています。
でも、趣味に対してはモチベーションがものすごく影響します。
お絵かきにせよ、ブログ更新にせよ、何かを作るってなった場合にやる気が出ないと、そもそも着手が困難だと感じます。
仕事と違って、できなくてもご飯は食べられますし、普通に生活もできます。
必要にかられてやらないといけないってシチュエーションにはなり得ないので。
一番好きな本を読むことも、気分が乗らない場合には結局目が滑って何も頭に入ってこない、とかが発生します。
こうなってくると、趣味とはいえもっと絵を描いていきたい、うまく描けるようになりたいって思っている僕は、お絵描きに対するモチベーションを上げていく必要があるという事がわかりました。
イラスト制作に対するモチベーションの上げ方
結局のところ、ブログにせよお絵描きにせよ、今の僕にとって一番わかり易いモチベの上がる事象は”人からの反応が貰える”であることは間違いないと思います。
詩的に。
以下、かなりポエミーなことをいいますが、たまにはこういうのも。
世に発信してどこからも、誰からも反応がもらえない状況で物を作り続けることは常人には無理だと思います。
そんな事ができる人は、強烈な使命感を以て活動しているような人。
常人にそんな使命感はありません。
お絵かきやブログなどはいずれも、最終的には人に見せるために創るモノだと思っています。
誰かのためになれば、誰かの心に刺されば。
自分がこうしたいと思ったことが形にできる気持ちよさも当然あるでしょうし、自分が成したことを認めてもらえる、褒めてもらえる気持ちよさもあるでしょう。
でも、人の文章で心震えたことも、一枚のイラストに心を撃ち抜かれたこともあるので、自分の手で生み出した創作物で人の心を揺らしたい、貫きたいと思う気持ちが強いです。
僕もこんなモノが創れたら、と想う。
と、格好つけて言っては見ましたが、ぶっちゃけそこまで強い思いが本当にあるのか? と問われると、多分そこまで強い思いを持っているわけではないんですよね。
あくまでお気楽な趣味の域を出ていないので。
人から反応を貰えるくらいには上手く描けるようになりたいなって程度です。
現実的に。
現実的には、多数の人から反応が貰えるほど上手くないので、練習を重ねつつイラストに関する話題で話せる人を作る、増やす、ということが精々かなと。
生身でそういった人を見つけるのはなかなか難しいので、SNSをうまく使いなよってことに帰着するんですが、僕自身SNSで人と関わりを深めていくような使い方が上手にできないこともあって難航しそうです。
でもまぁモジモジしていても始まらないので、とりあえず色々行動してみようと思っています。
近々で言えば、9/23のそうさくマーケットへ一般参加して、一次創作されている方に元気をもらってこようと思います。
こういった同人イベントには、昨年『GOOD COMIC CITY大阪』へ散歩に行ったのが初めてで、しかもその際には特にお目当てもなく本当に会場を散歩して帰ってきたというよくわからないムーブをかましただけでした。
今回はちゃんと(?)買い物もする予定なので、ある意味初の一般参加となります。
実際イラストレーターさんの個展に行ったり、好きな人の画集とかを手に入れた際にもイラストに対するモチベは上がるので、間違いなくいい刺激は貰えると思っています。
あとは多少一次制作に関連しますが、そろそろ僕もいわゆる”うちのこ”、オリジナルキャラクターとか生み出してみたいです。
まずはシャルリーンさんになるとは思うんですが、きちんとビジュアル付きでキャラクター化してみたいなと。
自分の考えたキャラクターにビジュアルを付けるという行為はしたことがないので、想像するとかなりワクワクします。
繰り返しになりますけども、そうさくマーケットで一次創作作家さんからいろんな刺激をもらって、それを火種にして僕自身の創作モチベを燃やしていきたいです。



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